この春の卒業式、入学式を控え、スーツを新調することにした。
嫁ちゃんは「洋服の〇山のチラシがあるよ!」といったが、吊るしのスーツじゃ、いやだ、いやだ、いやだ!
やっぱりオーダースーツでしょ。大人は。オーダースーツって、なんかブルジョアな感じがする。ま、今回が初めてなんだけどね。
近くのオーダースーツ専門店にGO!お出迎えの店員さんは、黄金色のスーツに長髪。見た目は、お笑いコンビ、ロッチの長髪のほう。
「ご予算はいくらくらいですか?」
「・・・・いくらくらいのが多いの?」
「4万円から8万円くらいが多いですね」
「・・・・じゃ、4万円で」
すでにブルジョアじゃ、なくなってきた。
オーダースーツのつくり方
まず生地選び。
お安いのから、お高いのまで様々。色や柄や、さわり心地から決めるけど、迷う。やっぱり高いのは、着心地が違いますよ、とのこと。お高いのはイタリア製。おすすめですよって(わかった、わかった)。
小っちゃい生地見本だと、なかなかイメージがわかない。嫁ちゃんが「似たような生地で、試着できるものはないの?」と聞くと、ロッチは「ありません。うちはオーダーメード専門店ですから」即答。
後で聞くと、嫁ちゃんはこの発言にイラッときたらしい。「あのロッチ、ちょっと上から目線だったよね。コガネムシスーツのくせに。」
迷ったが、おすすめイタリア製が、新春価格で4万円だったのでこれに決定。
次に形を決める。
シングル or ダブル、襟の形、背中の割れ方、パンツのタック、などなどを決める。裏地の入れ方も選べるんだって。背中全部に入れるか、半分くらいだけいれるか、とか。僕は、ほぼ、ノーマルタイプに。
そして採寸。
胸回り、腹回り、腰回り、腕の長さ、などなどを測る。僕の立ち姿に合わせて、前後の長さを調整するっていうから、やっぱりオーダーメードって、いいな。ちなみに僕は、はと胸で、上半身が後ろに反るような立ち姿だって。要は「いばってる」。
ウエスト回りの調整が悩みどころ。僕はこれから、ぐっと腹回りがやせる予定なので、細めに作りたいのだけれど、万一、予定が狂ったら、つらい。僕が「痩せる予定なんだけど」というと、ロッチは鼻で笑った(ような気がした)。・・・現状+1cm太めにした。
裏地とボタン選び。
裏地は、赤とかもあったけど、地味に、ベージュに。トラの刺繍とかはなかった。好きな人は、この裏地選びがたまらない、そうな。僕はそうでもない。
ボタンは「このイタリア生地なら少しお高いのがいいですよ」との言葉に乗せられて、オプションのを選んだ。といっても、1000円だけど。
支払で完了。
結局「お年玉年賀はがきで割引!」とかがあって、総額4万円程度に。年賀はがき割引って、なんだかブルジョアとは程遠い感じになったけど、あとは1ヶ月待つだけ。
僕の初オーダーメードは、1時間もかからず、ぽちっと終了。あっけないな。