お盆休み。ソファでスマホをいじっている嫁ちゃんに甘えてみる。
スカートをペロッとめくってみる。
Tシャツをまくって、乳首を吸ってみる。
何が出るわけでもないのに、おっぱいを吸ったりしたくなるのは、きっと動物の本能だと思う。DNAか何かに刻み込まれているんだろう。
「なにか出るといいのに」そんなことを考えながら、乳首を吸っていた。
すると、嫁ちゃんが、「ぶんぴつ・・・」とか言う。
え?乳首からの分泌物のはなし?
僕の考えてたことが、なんで、分かった?
・・聞くと、義父が「土地を分筆したほうが良い」と言っていた、とのこと。
そういえば、先日、家を建てる話をしてた。
分泌と分筆。どちらも、ぶんぴつ。
同音異義語だけど、使うシチュエーションが、まったく違う。
出会うはずのない、ふたつの言葉。
交じり合うことのない、2つの「ぶんぴつ」が、奇跡的に出会った瞬間だった。
・・そんな、大層な話でもないか。