打ち合わせで、ある介護施設へ。
間もなくオープンを迎えるこの施設の長は、僕の個人的な知り合いでもある。
オープンに備え、スタッフも集まり、忙しそうに作業を進めている。
僕も施設内を見学させてもらった。
・・すべてに、金がかかってる。
介護の仕事は、消滅することは無いから、きちんとやれば、将来が見込める。
僕とさほど歳の変わらない、その社長。
これから大変だろうけど、でも、確実に前に進んでる。
それに比べて、僕ときたら・・って、何だか一人で、しめっぽくなった。
帰りに、ちょっとさびれたような、小さなお店で飲み物を買った。
店員は、おやじさんと、おそらく、その息子。
客は僕だけ。
お金を払って、店を出ようとすると、息子が、
「どうぞ、お気をつけてお帰りください!」
なんか、ちょっと救われた気がした。
また、行こう。あのさびれた店。