年賀状を作る。
仕事用に100枚。
ネット企業を標榜しているので、年賀ハガキなんて出す義理も義務も無いんだけれど、まあ日本企業だし、伝統をすべて否定するのもなんなので、毎年出してる。2時間くらいで完成するし。
親類、いとこに50枚。
中には、いったい誰だっけ?っていう親類もいるけど、まあ、それでも年賀状がなくなると、まったく付き合いが切れちゃうので、一応、今年も出す。僕も年を取ったけど、親類のおじちゃんたちも、やっぱり年を取って、亡くなったりする方もいて、毎年減っていくなあ。
友達、6枚。
6人。「友達100人できるかな ♪」って能天気な歌があったけど、僕には6人だ。いや、充分です。その中で今年会った人はゼロ。去年を含めてもゼロ。おととしまで含めてもゼロだ。打率0.00。
6人のうちの一人が、裕子さん。裕子さんは、僕の幼馴染で片思いの人。今は2人のお子様の母親。
友達には、ひとことコメントを書いた。元気?とか、たわいもないこと。裕子さんには、ちょっと考えて、ちゃんとメッセージを書いた。
それを、あざとく見つけた嫁ちゃんが、ふーん、とも、へー、とも、ははーん、とも、言えない微妙な声を出した。
嫁ちゃんは、裕子さんを知らない。僕も詳しくは説明していない。毎年、年賀状をやり取りしていることは知っている。
嫁ちゃん、ふーん、ははーん、とは言ったものの、それ以上は何も言わない。なんか微妙な空気だけが残った。
いよいよ、年末だね。
今週のお題「マイベストエントリー」