何年も前から、背中にしこりが。
痛くもなんともないので、放置してた。
それが先日、急に、腫れた。
しょうがないので病院に。
先生は、一目見るなり「粉瘤だね。今日切る?」
初めて知ったけど「ふんりゅう」っていう、まあ、よくある腫物らしい。
「切る?」って爪を切るような感じで聞かれたから「お願いします」って答えた。
・・切るって、手術?
「じゃ、麻酔します。そこに横になって」
・・まじ?
いくつかのベッドを、吊り下げカーテンで仕切ったような、簡易な処置室。
そこに横になって「汚れないように下ろしますよ~」って、パンツを半分おろされて、切開。
麻酔が効いているとはいえ、ちくーーーっつとする。
で、なにか、引っ張られてる感じがする。
実際「中身」を引っ張り出してるみたい。
「いてっ」って言うと、そばを通ってた患者のおばちゃんが覗き込んで「あらまっ」て顔した。
コラ、ひとの手術を、のぞくなって。自分でも見れないのに。
見たくないけど。
自分で見れない背中で良かったよ、ほんとに。
おそらく10分もかからず、終了。
傷口は縫わない。大きな絆創膏を貼るだけ。
「開放なんとか」といって、その方が治りが早いんだって。
でも毎日、消毒とガーゼの交換に行かなきゃならない。
めんどうだな。縫ってよ。
今週のお題「バレンタインデー」
恵方巻きとセットにしちゃえばいいのに。