義父母が銀婚式を記念して、写真を撮ってきた。
さすが、プロカメラマンの撮影、ちょっとした伯爵夫婦のような、立派な写真だ。
財閥の家系みたいだ。
微妙に修正も加えられているらしい。
で、その写真を、僕たちに「欲しい?」と聞く。
写真と言えば、僕の子供のころからの写真をデジタル化して、最近、やっと処分したところだ。ずいぶんと減らした。
データがあれば、紙の写真は要らないかな、義父母の家に行けば、見れるんだし・・・と思ったら、嫁ちゃんが、「もらっとこうかな」と。
・・えーーー、まじ?
額に入った写真をもらって、どうするの?
・・とはいえ、義理の息子である僕が義両親に向かって「その写真は要らないです」と言える?言えます?言えますか?
いくら普段から遠慮のない僕でも、それは言えない。
いや、”義両親のその写真”が要らないのではなく、モノは少なくシンプルに暮らしたいので、何であれ、飾る写真は要らないだけなんですけど。
義両親は嬉しそうに、じゃ写真屋さんに焼き増しをお願いしなきゃ、とか言いながら、帰っていった。
今週のお題「秋の味覚」
嫁ちゃんが栗きんとんを作った。でも栗が入っていないって。