ある保護者会の会長をしているんだけど、来期に向けて、後継者を見つけなきゃならない。
でも、こんな面倒な役目、私がやります!っていう人は、そうそういない。
「次の人」を見つけるのも、説得するのも、僕の仕事。
結局、一番ふさわしそうな人に打診して、サシで飲み会を開催して、アルコールの力も借りて、説得に成功。
もともと前向きな人だったから、よかった。
なんだか、ひとつ肩の荷が下りて、気が抜けちゃったよ。
会長職とか、そもそも僕には不釣り合いだったんだけど、それでもやってみると、何かしら得るものがあったりして、そこが不思議なもんだ。
やらなければ関わることのなかった「何か」が起こって、トラブったり、解決したり、ウヤムヤになったり。
一会員として活動に携わる、というのとは、少し違う風景があった。
正直、もうメンドクセーってことのほうが多かったけど、こういう役目も、まあ、一生に一度くらいは、やってみてもいいかもしれない。
失敗しても、クビになるわけじゃないし、大金を失うわけでもないしね。
そんな気がしましたよ。