クライアントのAさんと話す。
Aさんのお父さんが認知症を発症し、まったく不要な太陽光発電設備、とかを購入してしまうとか、ほっておけない状態になってしまった、と。
体は元気なので、ちょっと困った状況に。
このままでは、ひろい畑がすべて太陽光発電になりそうだ。
しょうがないので弁護士さんとかと相談し、後見人を立てることに。
後見人っていうのは、基本的に弁護士さんとか、税理士さんとか、仕業の方が務めるんだと。
家庭裁判所とかに行ってそれなりの手続きも必要。
で、それにかかる費用が、年額で200万にもなるって。
「年200万だと、オヤジが10年生きれば、2000万だよ」
それなら親父さんの希望通り、畑を太陽光発電だらけにした方がマシだ、と思ったAさんは、弁護士と掛け合って、結局自分が後見人になった。
「そりゃ、すげーーー、大変だったよ。しかも、その手続き中に親父は体を壊して入院して、もう自分ではお金を使うことができなくなったから、後見人も要らなくなったし。おれ何やってんだか」
まあ、自分も歳を取るし、当然、親も歳をとる。
他人事じゃないなあ。