嫁ちゃんは、簿記だか何だかの試験を受けるといって、夜、勉強している。
まあ、勉強しているんだか、居眠りしているんだか分からないけれど。
僕はと言うと、ほら、下の方、下半身のほうが溜まってる。
溜まってはいるものの、仮にも試験勉強をしている嫁ちゃんのジャマをするわけにはいかない。
だからここは、ぐっとガマンだ。
しかし、ガマンにも限界がある。
なので、明け方、嫁ちゃんのベッドに潜り込む。
持ち時間は、わずか。
アラームが鳴ってから、起き上がるまでの3分だ。
3分の間に、カギをこじ開け、陳列ケースを割って、差し込んだり、入れたり、出したりする。
そして、警備員が来る前に、手早く後始末して退散。
できるか!そんなこと。
何の話だったっけ。