クラブ活動のイベントで、折りたたみ式の長机を運ぶことに。
僕も男手として駆り出された。
結城くんのお父さんのセレナに長机を大量に積み込んで、公民館に運ぶ。
結城くんパパは、狭い通路をバックで巧みに侵入し、搬入する窓ギリギリにピタ付けを狙う。
それを見守っているママさんたちと、嫁ちゃんと僕。
大丈夫か、こすったりしないか・・・
すると、結城くんパパの運転をよく知る嫁ちゃんが、
「大丈夫、大丈夫。結城くんパパは、バックがうまいから!」
バックがうまいから・・・ママたちの間に漂う、微妙な空気。
フフッっていう、かすかな笑い声。
桜も咲き始めました。