絶賛モノの整理中。
ずいぶん、すっきりした。デジタル化バンザイ。
引き出しにまだ数本、捨てられない「カセットテープ」がある。保管しているものの、実際に聴いたりはしていない。
中身は、好きだったFM番組の最終回、ライブの録音。それと、松任谷由実「NO SIDE」
「NO SIDE」は、CDでもあるし、いつでも聴ける。それなのに、なぜ、カセットテープを保管?
なぜならそれは、裕子さんにもらったテープだから。もらったのは、たしか小学校か中学の始めくらい。だから、30年前だ。
30年、カセットテープを保管していた。
いや、テープを保管、というより、テープに挟まれていたメモを保管していた。
裕子さんとは、小学校からの幼馴染。家も近所だった。手は握ったことがあるけど、それだけ。一番の体の接近は、相合傘だ。どんだけプラトニックだ。
今や、裕子さんにも、僕にも家庭がある。でも、年1回の年賀状のやり取りが続いている。そこには一言、手書きの近況が。
肉体関係が無かったから、続けられるんだと思う。
もうこれって、じゅうぶん、愛じゃない?ちがう?片思いだけどね。
ああ、そういえば、満員電車で意図せず体が密着、ってのは、あったな。