新しくなった図書館がなかなか良くて、毎日のように通ってる。
図書館で、本を手にとって、読むでしょ。
で、これいいな、と思ったら、一区切り、読む。
そして、ヒモをはさんで、棚に戻す。
で、翌日、また図書館に行って、その本の続きを読む。
図書館なんだから、借りて帰ることもできるんだけど、借りずに、図書館のソファーで読むのが、いい感じ。
今のお気に入りは、穂高 明さんだ。
実のところ、この作家さんを知らなくて、たまたま手にして読み始めたんだけど、とてもいいよ。
「かなりや」
4編の短編集で、それぞれ主人公は違うものの、みんな同じ街に住み、少し接点のある人たちの物語。
お寺の住職の息子、広海は間違ってあの世に逝きそうになっている人を、連れ戻す能力があり、街に引っ越してきたサチは、母親に虐待されて育ったものの、今ではその母ともそれなりに関係を修復して過ごしている。でも、サチはある日、漂白剤をガブ飲みして・・・。
グイグイ読みたくなる、いい物語でした。