セックスレスです。たしか、もう半年くらい。
で、元旦の朝。
久しぶりにどうかなあ、と思い、嫁ちゃんのベッドにもぐりこんでみた。
仕事が休みでちょっと気持ち的にも体力的にも余裕があるし、なにしろ元旦は特別だ。特別の日のはずだ。
グーグー寝ていた嫁ちゃんは、まだ頭が回っていないのか、寝返りを打って僕の潜り込むスペースを空けてくれた(ベッドはせまい)。
嫁ちゃんの背中にくっついて腕を回し、左のおっぱいのあたりをかるく触ってみた。
何しろセックスレスだから、いきなりあれやこれやはしない。
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
拒否されそうなら、すぐに撤退だ。
10分くらいたったかな。
今日はこれくらいにしておこうかな、久しぶりだし。でも、ちょっと勃起してるしなあ。
そんな風に思っていたら、嫁ちゃんが腕を後ろに回し、ペニスをさすってきた。
おお、これは、今日はいい、ってことか。
元旦だからか。
じゃ、撤退はやめて、続けようっと。
それまでパジャマ越しにさわっていたおっぱい。
こんどはパジャマの中に手を入れて、ヒートテック越しに、乳首を触る。
直接触ると、冷たい!とか言われそうなので。
僕は自ら、布団の中でパンツを脱いだ。
セルフで、ちゃちゃっとやらなくちゃ。
嫁ちゃんがペニスを直接ぐいぐいとしごくのがちょいと痛いけど、まあ我慢だ。
嫁ちゃんのパンツを脱がせて、半年ぶりの割れ目に軽ーく触ってみると・・
濡れてる。
嫁ちゃんも、更年期なのか濡れない、痛い、と言っていたが、今日は濡れてる。
そーっとクリトリスをなでる。そーっとなでる。なでるなでる。
なんだか左手がつりそうになるけれど、まだまだ。
ちょっと角度を変えたり、リズムを変えたりして、なんとかイカせたいんだけど、至らない。
うーむ、なにが足りなんだ。
嫁ちゃんが、引き出しにローターが入ってるよ、というので出してスイッチを入れてみたが・・・プル・・プル・・・プル・・・・・・・
電池切れだ。そりゃ、半年以上も放っておいたから、ローターだってやる気を無くしている。
すると嫁ちゃん、「ちょっと挿れてみる?」と。
僕にとってはもはや挿れるかどうかは問題じゃないが、ここで終わりにするにはあまりに中途半端なので、挿れてみた。射精もした。
セックスレス夫婦が、久しぶりにセックスした、というはなし。
正月休みが終わると、また忙しくなって、きっとセックスレスになる、はず。
ま、それもまた人生。