髪が伸びたので、近くにできた1000円カット屋さんへ。
チェーン店ではない、1000円カットのお店が、近所にも、たくさんできた。
もともと散髪屋さんだったところが、1000円カットにくら替えしたり、空き店舗が1000円カット店になったり。
散髪屋や美容室は、髪を処理する水回りの設備投資が高くて、新規開業は大変だけど、1000円カットはシャンプーをしないので、比較的安い投資で始められるらしい。
今日行ったお店は、ちょっと前まで民家だったようなところ。
入ると、誰もいない。
「こんちはー」っていうと、奥から、アジカンの後藤さんのような若者がでてきた。
無言で。
とりあえず、椅子に座ると、「長さは?」と聞く。
「短くしてください」というと、無言でカットを始めた。
トップをどうするとか、もみ上げの長さとかは、聞く必要もないみたい。
ハサミとクシで、シャキシャキ・・っと切るんだけど、どうもリズムが悪い。
シャキシャキ、スカっ、シャキシャキ、スカっ、・・・
後藤さん、大丈夫?ちゃんと、理容師の免許とか、持ってる?
切ること15分。無言。
ハサミが止まって、後頭部を鏡で映して「長さは?」と聞く。
「いいですよ」というと、無言で床の掃除を始めた。
どうやら、散髪は終わったらしい。
後藤さんは、最初と最後に「長さは?」と発したきり、無言だった。
もうおそらく、ここには来ないと思う。
まあ、できあがった髪型自体は、それなりにいいんだけどね。