いるかピー

だまって仕事してるとたまる愚痴やらをすっきりしたい。夫婦の性愛あり。ミドルエイジ歓迎。青少年にはおすすめできません。

「墨のゆらめき」 三浦しをん/著

三浦しをん氏の新作。 老舗ホテル勤務の続力と、書家の遠田薫の物語。 まじめ君と、一風変わった男子二人の組み合わせは、「まほろ駅前多田便利軒」を思い出させる。 ふたりの関係性が、因縁の二人、ではなく、偶然出会っただけ、というところがちょっと惜し…

ハンチバック 市川 沙央著

芥川賞受賞作の冒頭は、「Wordpressのテキスト打ち込み画面」で、 <head> <title>「都内最大級のハブパに潜入・・・</title> <div>渋谷駅から・・・</div> となってるんだけど、<head>の閉じタグが無いじゃーん、と気になってさ。 </head>って省略できるんだっけ? 調べ直すと、 開始タグ<head>は内容が空か最初</head></head>…

「あえてよかった」 村上しいこ著

図書館で、なんとなく手にした、村上しいこさんの本。 後で知ったけど、村上しいこさんは、児童書をたくさん書いている。 「あえてよかった」は、奥様に先立たれた大地の物語。 三日月の夜に、無くなった奥様、美月さんの気配と会話している、というちょっと…

白ゆき紅ばら/寺地 はるな著

「のばらのいえ」は、「かわいそうな子どもを救いたい」との理想を掲げた志道さんと実奈子さんが運営する家。祐希はそこに暮らすが、高校卒業と同時に逃げ出した。紘果を残して。 そんなにひどい描写があるわけでもないが、ちょっと読むのがつらくなる展開で…

ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒 著

音楽の著作権を管理するJASRACが、音楽教室の演奏にも著作権使用料の徴収を始める方針を示した、っていうニュースがあったけど、それをベースにした物語。 全日本音楽著作権連盟で働く橘樹は、上司に命じられて音楽教室への潜入捜査を行うことになる。 潜入…

滅びの前のシャングリラ / 凪良 ゆう

第1章では、ややぽっちゃり体型の高校生、友樹が同級生にパシリとしていいように使われている話が続き、ちょっと読むのがつらいなあと思っていたんだが、あと1カ月で地球に隕石が衝突して人類滅亡・・・とか、え?そういう話なの? 友樹と学校一のアイドル…

アインシュタインは意固地?

相対性理論から100年でわかったこと/佐藤勝彦 著 物理だとか数学だとか、もう勉強したくない。でも、こういう「読み物」としての科学の本は好き。 アインシュタインは、光の速度を考え抜いて、時間と空間は一定じゃなくて伸び縮みする、っていう画期的な…

エゴイスト/高山 真著

今公開されている同名の映画の原作。 映画がすごくいい、と聞いたので読んでみた。 田舎でのゲイへの偏見やしがらみを捨てて、今は東京での暮らしを謳歌する浩輔と、癌に冒された母親を助けながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太。 彼らの物語。 本自体は2…

「汝、星のごとく」 / 凪良ゆう著

瀬戸内海の小さな島で生まれ育った高校生 暁海と、自分勝手な母親の恋愛に振り回されその島に転校してきた櫂。 ふたりの17歳から30代までの物語。 惹かれあって、相手を思い遣りながらもすれ違う二人と、勝手な親たちとその恋人たち、そして、大人たちの中で…

砂嵐に星屑 / 一穂 ミチ著

一穂ミチさんが最近のお気に入り。 本屋大賞候補、直木賞候補で、そしてBLの旗手だとか。 「砂嵐に星屑」は2022年の作品。 大阪のテレビ局を舞台とした4編の連作短編集。 1作目の「資料室の幽霊」で引き込まれた。 四十代独身女性アナウンサーが、不倫してい…

今年読んだ本

今年もあと数時間。 今年読んだ本をざっと数えると130冊でした。その中でよかった本。 何が良かったか、ちゃんとメモっていればいいのだけれど、そんなことはしていない。 Evernoteにタイトルと★を付けていただけ。★の多かった本はこんな感じ。 スモールワー…

2022年上半期に読んだ本ベスト3

6月ももうすぐ終わる。今年の半分が終わる。なんてこった。 この半年で読んだ小説80冊の中からベスト3を書いとく。 ■3位■ かがみの孤城(辻村深月) 学校に行けない、行かない子供たちの部屋に突然現れた光る鏡は、とあるお城への入り口だった。本の装…

「そして、バトンは渡された」

今年の本屋大賞が発表された。 それに合せて、図書館で過去の本屋大賞受賞作のコーナーができてた。 何気に、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を借りた。 2019年の本屋大賞作品。 お母さんが2人、お父さんが3人いる、高校生の優子ちゃんの物…

「ほんとうに、このままでいいの?」

セックスレスに関する本を図書館で借りて読む。 安宅左知子さん「セックスレス」 橘由子さん「ほんとうに、このままでいいの?」 斜め読みなのであまり頭に入らないが、「ほんとうに、このままでいいの?」から、ちょっとメモしとこう。 「してはならない」…

挿入したまま。春樹っぽく

嫁ちゃんと性交していた。 挿入したまま疲れて休憩中。 嫁「ねぇ、イケなくなったの?」 「うん」 嫁「どうして?」 「大人になったから」 嫁「イカなくて大丈夫なの?」 「うん」 嫁「そういうところがよく分からないわ」 ちょっと村上春樹っぽいな、と思っ…

言の葉の庭

言の葉の庭 新海誠監督の劇場アニメーションを監督自ら小説化した作品。 15歳の少年と27歳の高校教師の淡い恋物語。ごく簡単に言うと。 図書館で”新海誠”の棚を探しても見つからず、端末で検索をかけると「ティーン」の棚においてあった。「ティーン」の…

物理の参考書、買ってみた。

子どもが、「分からない問題がある」という。 どれどれ・・・・ ・・・ ・・・・物理か。 物理。 この問題のカッコ4が解らない、と。 カッコ4を解くには、カッコ1から解かなきゃだめじゃん。 イキナリ4が解けるかって。 で、1から考える。 ・・・わから…

こんな夜中に、息を切らせているのは何故だか

平井和正さんの小説にウルフガイシリーズっていうのがあって、満月の晩に無敵になる狼男を主人公にしたバイオレンスなお話なんだけど、普通のウルフガイシリーズともう一つ、アダルト・ウルフガイシリーズがあって、当時中学生だった僕としては、「ちょっと…

今のお気に入りは、穂高 明さん

新しくなった図書館がなかなか良くて、毎日のように通ってる。 図書館で、本を手にとって、読むでしょ。 で、これいいな、と思ったら、一区切り、読む。 そして、ヒモをはさんで、棚に戻す。 で、翌日、また図書館に行って、その本の続きを読む。 図書館なん…

本多孝好 著「WILL」

本を読んで、泣けちゃったりするのは、歳をとったからか。 本多孝好 著「WILL」。 図書館で、何となく手にして、借りた本。 11年前、両親の急逝により寂れた町の葬儀屋を継いだ29歳女性、森野さんの物語。 唯一の従業員、竹井さん。おじちゃんだけど、いい味…

ゴルゴの意外な一面を知った

子どもを歯医者に連れて行って、その待ち時間に読む「ゴルゴ13」が楽しい。 ゴルゴ13は、凄腕のスナイパー。今まで狙撃に失敗したことがない。 そのゴルゴが初めて失敗した。理由は、目標のボディーガードの女がエスパーだったから。ゴルゴの「気配」を…

アマゾン。東京シャッターガール

アマゾンさんが、プライム会員向けに、今度は書籍の読み放題を始めた。 ちょっと、ためしに読んでみた。コミックを。 「東京シャッターガール」桐木憲一さん 申し訳ないけど、聞いたことがなかった。 たぶん、本屋さんで見ても、手に取らないジャンルだ。 ・…

「幸福な家庭をつくる原則 正しい性の知識を持つ」by D.カーネギー

D.カーネギー著 「人を動かす」を読んだ。 分かっているようで、実は分かっていない、実行できていないことが、整理されて、整然と書かれていている。 きっちり実行すれば、幸せになりそうだけれど、実行すること、それが難しい。 それらの一つ一つは、マス…

図書館。おまんこぞうたんぷー。

図書館に行く。 僕のそばを、大声で歌いながら、ぷらぷらと歩いている、おそらく幼稚園年少さんくらいの子ども。 「おまんこぞうたんぷー」 「おまんこぞうたんぷー・・ 」 近くにいたその子のお母さんは、はいはい、おまんこぞうたんぷーね、はいはい、って…

「6人の容疑者」 - ヴィカース・スワループ。はまった。

「6人の容疑者」 - ヴィカース・スワループ著 マミーポルノこと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を図書館で借りるときに、マミーポルノだけ借りるのは、ちょっとアレなので、ダミーに借りた本。 それだけのはずだったんだけど、はまった。 著者はイン…

読んだ本の記録を簡単につける方法

図書館で借りた本の記録を付けてる。 後になって「あの本、なんてタイトルだっけ?」と思うことが多いから。しかも、まったく思い出せなかったりする。 で、記録。 最初はEvernoteに手で入力してた。めんどー。 今は便利な方法があり。 ISBNコードをスマホの…

マミーポルノ 下巻。シミは?

マミーポルノこと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の下巻を借りに行く。 平日昼間の図書館は、すいていて、平和だ。 利用者は、お年を召した方、主婦っぽい方、仕事をさぼってきてるようなサラリーマン・・とか。 平和でゆっくりしたいんだけど、ここ…

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ。官能小説。シミあり。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ って言う小説。 映画化もされて話題になった。 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』はE・L・ジェイムズによるイギリスの官能小説。女子大生の主人公が、若く有能だがサディストの性的嗜好を持つ大富豪の男性と知り合…