夜、寝る間際に、たまに、ふと思い出す記憶。
はるか昔、僕がまだ小学校低学年頃だったと思う。
母に連れられて、2歳年上の兄貴と一緒に3人で行った。
遠い昔のはなし。
当時、父親が荒れていて、家は貧乏だし、いい思い出は、あまりなかった。
そんな中、家族3人で、奈良の親類の家に遊びに行き、それから、生駒山上遊園地に出かけた。
楽しかった。
楽しかったけど、不安だった。
お金もないのに、こんなところに連れてきてくれて大丈夫なのかな。
もしかして、母はこのあと、死ぬつもりなのかも。僕たちを連れて。
死ぬ前に、最後に楽しい思いをさせようとして、ここに連れてきてくれたのかも。
小学生の子どもながらに、そんなことを感じていた。
結局、死ぬことはなかった。
ものすごく幸せな子ども時代、ではなかったが、とにかく生きた。生かせくれた。そのことに感謝している。
大人になって、いつかあの時のことを、母に聞こうと思っていた。
でも、母は亡くなり、結局聞けず。
聞いてどうなる訳もなし。
今、僕は生きているわけだし。実際。
検索してみると、今でも、立派に営業しているみたい。
遠い記憶。
今週のお題「年内にやっておきたいこと」
忘れかけている昔の記憶をブログに記録しておく。