北村邦夫さんの「ほんとうのスローセックス」を図書館で借りた。副題は「愛がいつまでも続く」だ。
北村さんはドクターで、毎日新聞にコラムを書いていて、なんとなく知ってはいた。しかしこの本の装丁はインパクトがあって、手に取りづらいだろう。
内容については、ま、挿れて、腰振って、射精して終わり、っていうインスタントなセックスはイカン、といった話で(ほんとうはもっとちゃんと書いてある)、スローセックスを推奨している。
スローセックスとはなんぞや、というのはともかく「挿入して30分は動かさずつながったままでいる」というくだりについて、本当にそんなことが可能なのか!?・・・試してみた。
30分も同じ姿勢をとるなら、側臥位が良いんだろうが、僕の場合はその体位では挿入し続けられないと思われるので、正常位で挑戦。
挿入して、そのまま嫁ちゃんに覆いかぶさるんだが、しかし全体重をかけるわけにもいかないので、両手の肘で自分の体重を支える。
腰は密着させた状態で、足もやや不自然だし、変な体幹トレーニングみたいな体勢だ。間違ったプランク運動だ。これは、30分無理だな。
嫁ちゃんとしても、横になっているものの僕の体は重いだろうし、足は開いている姿勢だし、いったいこれはダレ得だろうか。
まあ嫁ちゃんは、横目でテレビを見ていたようなので、それほどきつくも無いようだが。
いやいや、テレビを見ながら・・・ってそれはイカンだろう。スローセックスは、そんなんじゃないんだよ。スローセックスをなめるなよ。北村先生に怒られるぞ。
結果、15分くらいはつながったままでいられた。これが、良いのかどうかは、まだわからない。嫁ちゃんの感想もまだ聞いていない。
嫁ちゃんの感想を聞いた。
「冬なら暖かいから、いいかも」
僕は布団じゃねーよ、と思ったが、いやしかし、人肌が暖かく感じる、というのはスローセックスの理にかなっているのかも。