ちょうど1年前。
ウチの会社が利用しているサーバー会社Aから、
「1年後にサーバー事業を廃業します」
っていう連絡がきた。
マジですか・・・・
実のところ、将来的にそういうこともあり得るかな、しかし、もうちょっと先のことだろうな、と根拠無く信じていた。
しかしそれが1年後に現実になる、と知って焦った。急いで各方面への対応が必要だ。
一気にブルーになって、食べ物も口を通らず、痩せた。
他の業務を後回しにして、対応に走った。メインのサーバーインフラを別の会社に移していたのは救いだったが、それでもかなりの数のクライアントとの調整が必要になった。
リストを作って1件1件処理していった。時間と手間が掛かる割に、まったくお金を生まないことにも、うんざりした。
唯一良かったことは、この騒動に乗じて、面倒なクライアントと手を切ったこと。でもそういうところは利益率は高かったので、経営的には痛手だ。
そして1年。サーバーは予定通り静かに停止した。
問題が起こってクレームの連絡がジャンジャン入るかも・・・と思って身構えていたが、入念な準備が功を奏したのか、何事も起こらず、その日を終えた。
歓声も無く、拍手も無い。
ぜんぜん儲けにもならなかったが、やるべきことをやり終えた。
誰も褒めてもくれないが、僕はやるべきことをやり終えた、と書いておこう。