いるかピー

だまって仕事してるとたまる愚痴やらをすっきりしたい。夫婦の性愛あり。ミドルエイジ歓迎。青少年にはおすすめできません。

人生の大きな選択をした日

 

共通テストが終わり、自己採点結果を大手予備校に送り、その結果をもとに教師との面談がある。どこに出願するかを決める。

 

昔もやっぱり予備校のデータをベースにしていたが、今はベースどころか、すべて予備校データ頼みだ。

そもそも学校で自己採点して、その場で自分のスマホから予備校サイトにアクセスして、自己採点結果を入力していく。普段は教室でのスマホ使用が禁止されているにもかかわらず、その日は特別にOK、というか、全員スマホを持ってくること、と指示が出る。もちろん必要性は分かるし、それをダメだとは言わないが、オトナの2枚舌感がプンプン臭って、それが教育現場としてほんとに正解なのか、とも思う。いや、本当の社会とはこういうものだ、と暗に教えているのか。必要であれば、多少ルールを曲げても良い、という。盲目にルールに従っていると、損をするよ、という。

 

☆☆☆

 

ともかく、面談だ。先生が提示する各種データは、ほぼ、僕たちも自宅のPCで見れるものだ。予備校サイトで詳細なデータが次々と公開される。先生は40人分も見なきゃいけないから大変だが、僕は自分の子どものデータだけ見ればいいから、下手すると先生より詳しくリサーチできる。

それでも、「データからは分からない、長年の教師の勘」を聞くために面談に行く。が、聞けなかった。膨大なデータの前では、もはや「勘」など、出る幕が無いんだろう。

結局データが指し示すとおりに志望校を決めた。

 

☆☆☆

 

たかが一つの進路。これで人生が決まるわけでも何でもない。・・・が、それでも今日、彼が人生の大きな選択をしたことは確実だ。受かるかどうかはともかく、幸せになってほしいと思う。