今公開されている同名の映画の原作。
映画がすごくいい、と聞いたので読んでみた。
田舎でのゲイへの偏見やしがらみを捨てて、今は東京での暮らしを謳歌する浩輔と、癌に冒された母親を助けながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太。
彼らの物語。
本自体は2010年に発行され、今は故人である著者の自伝的な話だとか。
誰かが他の誰かを救いたい、そう思うのは愛情なのか、自分のエゴなのか。そのどちらもなのか。
母を想う子と、子を想う母。それだけで僕は泣いちゃう。
多分この映画は、映画館では見れない。
見るならひとりで、家で見ることにする。