クライアントで、金銭的にやや行き詰っている人がいてさ。
ちょっと支払いができないんだよ~、と。
業務については、僕が融通できる範囲で、ま、支払いは金回りが良くなってからで良いですよ、と受けていた。
単なるクライアント、以上の長い付き合いだし。
でもさ、
「非常に言いづらいんだけど10万円ほど、貸してもらえない?」
との電話がかかってきたときには、ちょっと考えた。
まあ、貸すのはいい。貸せないことは無い。返ってこなくても死ぬほどのダメージはない。
しかしなあ。金の貸し借りをすると、何かの一線を越えるような気がする。
何か絶対的に違うような。
30秒考えて、断った。
すまぬ。冷たい人間で。
いや、どうするべきなんだろ。