週末の朝、ここのところ恒例になっている夫婦生活。
8時。目が覚めたが、嫁ちゃんはまだ寝ている。このまま寝かせておいてあげるのがいいのか、しかしこのまま昼前まで寝ているのも、人としてどうなのか。
ちょいと迷って、嫁ちゃんのベッドにもぐりこんだ。嫁ちゃんの肘とぶつかって、嫁ちゃんが、うーんと唸った。
寝ぼけているが、ちょっとする?と訊くと、する、というので、パジャマとパンツを脱がせた。
嫁ちゃんに覆いかぶさって、正常位の姿勢。ちょっとづつ挿入。ちょっとづつ。入ったら静止。結合したまま休憩。嫁ちゃんは下から腕を回してくる。
たまに腰を動かして、少しだけ奥に入れたり、抜いたり。で、入ったまま休憩。休憩が多い、というかほぼ休憩。そして、終了。抜いて、嫁ちゃんの横に転がる。
嫁ちゃんが、仕事でなんとかがあって、どうなったとか、この前の検診の結果がどうだったとか話しながら、片手でペニスをさわさわしてくる。さわさわさわさわ・・。
これは、まだ足りないのかな?と思って、ちょっとだけ後ろから入れる?と訊くと、「え?」。この「え?」は、じゃっかん引いた感じの「え」。まだするの?的な「え」。難しいな。100%前向きな感じではない「え」。単なる手遊び、だったのか。
しかしもう一度、「しない?」ときくと、じゃあする、というので後背位で挿入。
抜いて2度目の終了。
並んで横に寝ると、また仕事がどうした、後輩社員がお局様社員の個室に忍び込んだ、危うく難を逃れた、連休にどこそこに行きたい、しかし予定があわない、どうしたこうした、あれやこれや、と話す嫁ちゃん。
今日一日機嫌がよかったのは、夫婦生活のせいではなく、寝物語を言いたいだけ語れたから、なのかもしれない。
そうならば、もはや夫婦生活自体が前戯で、寝物語が本番なのかもしれない。