いるかピー

だまって仕事してるとたまる愚痴やらをすっきりしたい。夫婦の性愛あり。ミドルエイジ歓迎。青少年にはおすすめできません。

リモート飲み会、やったことあります?

リモート飲み会、やったことあります?

僕は、僕以外の皆さんは誰しもリモート飲み会を普通にやっている、と思ってたが。

 

★★★

 

SNS上の数年来の友達とリモート忘年会をやろう、と誘われて、やろうやろう!とは言ったものの、どういう風にすればいいのかよく分からなくて、周りの人に聞いてみた。

すると、、「やったことないなあ」「ない」「ない」「あるある、家で一人で飲むときはいつも誰かとつないでいる」「ない」「ない」。

例外的な一人を除いて、誰もしたことが無かった。ほとんど参考にならない。

 

ラジオ番組に投稿して聞いてみた。「リモート飲み会で気を付けることは何?」

すると、地元では人気のお姉系パーソナリティが、

「わたしもやったことな~い。でもビデオ通話だったら背景に気を付けて。変なものが映り込まないようにね~。それと飲みすぎて下ネタとかに走るのは最悪よ~」

と教えてくれた。

まったく、おっしゃる通りだ。明るくて、背景がマシな場所を探してスマホの位置を決めた。酒はたくさん仕入れたが、飲みすぎないように自分に誓った。

 

僕のスマホだと画面が小さいし、音も良くないから、iPadを使うかな・・。zoom会議用のヘッドセットはあるけど、ごついマイク付きヘッドフォンを付けるとまるで会議で、飲み会感が無くなっちゃうかな・・・。あれこれ考えるのは、旅行前のわくわく感と似ているな。

 

★★★

 

はるか遠く離れた、会ったことも、声を聴いたことも無い人と友達になり、そして会うことも無く、でも顔を見ながら飲み会をする。不思議な感覚だ。

いまどき当たり前じゃん、って言われちゃうけど、でも、こんなことができるのって、人類の歴史からしても、ほんの最近のことじゃない?10年前は難しかったよ。

そりゃ緊張もするはず。

実のところ僕は、お店に集まって行う「普通の飲み会」でも、最初はちょっと緊張するんだけど、それとは違う種類の、まだ僕の中でカテゴライズされていない種類の緊張のような気がする。

 

で、いざ始めると・・・期待以上に楽しかった。初対面、というか何百キロも離れていて、対面もしていないんだけど、それでも人って普通に話せるんだなあ、と変なところで感心した。

「実際には会ってはいないけど、対面した」を表す言葉はいまはまだ無いけれど、近いうちに造られて、広辞苑にも載るんだろうな。

 

★★★

 

あっという間に時間は過ぎて、いったんトイレ休憩で通話を切った。すると気づかないうちに、いくつかのメッセージが入ってた。ビデオ通話中は通知しない、という設定に(おそらく)していたんだろう。

通知しない設定にしていたおかげで、飲み会が中断されず、それは良かったんだけど、急ぎの要件だったので、結局そこでお開きにすることに。すまぬ。まだ話すことはあったのに。

 

最後は中途半端な終わり方になっちゃったけど、リモート飲み会、面白かったよ。ほんと。もしかすると、実際に会える距離にいる人とでも、あえてリモート飲み会もありかも。家飲みだから、予期せぬ来客とか、宅配便屋さんとか来ちゃったりして中断することもありそうだけど。

ただ、用意した酒やつまみをシェアできないのがちょっと残念。20年後くらいには、味や匂いも伝送できるようなっているかな。

 

またやろうっと。